選び方ガイド
中高一貫校なんですが、中学生の料金でいいんですよね?
中2のお子さんが中高一貫校に通っている。 料金表を見ると「中学生 ◯◯円」と書いてある。じゃあこれだな、と思いますよね。
そうとは限らないんです。中高一貫校の生徒だけ、別の行が立っている社があります。高校生と同じ枠に入っている社もあります。
考えてみれば当たり前で、中高一貫校は中3の時点で高校の内容に入っていることがありますから。教える中身が高校生なら、料金も高校生。筋は通っていますよね。 ただ、比較表を見ているだけでは分かりません。
この記事で分かること(掲載63社を数えた結果)
- 中高一貫校のことが書いてあったのは10社。残り53社は、走査した欄に記載がありませんでした
- そのうち3社は、料金表や単価表そのものに中高一貫校が出てきます。学年の区分が動くということです
- 中学生の料金がそのまま使えるとは限りません。専用の行が立っている社、高校生と同じ枠の社、そもそも中学生は中高一貫校の生徒だけという社があります
- 料金ではなく、専用コースとして持っている社が7社。内部進学対策を目的の欄に挙げている社もあります
料金表の「中学生」に、入らないことがあります
まず、お金に直接ひびくほうから。料金表や単価表に中高一貫校が出てくるのが3社です。
対象学年|編集部メモ
料金表の区分は「小学生(4-6年)」「小学生(中学受験)」「中学生(1-2年)」「中学生(3年)」「中学生(中高一貫)」「高校生(1-2年)」「高校生(3年)」「浪人生(20歳まで)」。
1回あたりの単価
小学生(4-6年)1,320円/小学生(中学受験)1,760円/中学生(1-2年)1,430円/中学生(3年)1,540円/中学生(中高一貫)1,540円/高校生(1-2年)1,650円/高校生(3年)1,870円/浪人生(20歳まで)1,870円。
対応している目的|編集部メモ
公式の列挙は「中学受験対策、高校受験対策、大学受験対策、定期テスト対策、苦手克服、不登校サポート、発達障がいサポート、内申点対策、内部進学対策、帰国子女対応」。
料金表のコース名
高校生・一貫校・英検A・高卒認定(45分)
料金表の学年の区分
高校生/一貫校/英検A/高卒認定
対象学年|編集部メモ
「高校1年生・2年生・3年生/既卒生」および「中高一貫校に通う中学1年生・中学2年生・中学3年生」が対象と記載。中学生は中高一貫校に通う生徒に限られる点に注意。
料金表の学年の区分
高校1〜3年生・既卒生/中高一貫校に通う中学1〜3年生
並べると、扱いが3通りあるのが分かります。
- ・単価表に専用の行が立っている(中学生の中で分かれている)
- ・高校生と同じ区分に入っている(学年ではなく内容で分けている)
- ・そもそも中学生は中高一貫校の生徒しか受け付けていない
3つめ、けっこう大事です。大学受験に的をしぼった社だと、こういう作りになることがあります。公立中学のお子さんだと、そもそも対象外ということですよね。逆に、中高一貫校なら中2から見てもらえるということでもあります。
専用のコースを立てている社もあります
料金表には出てこないけれど、コースや目的の欄に中高一貫校を立てている社が7社ありました。
対応している目的|編集部メモ
小学生ページに「中学受験他塾フォロープラン」「不登校生徒向けプラン」、中学生ページに定期テスト対策・高校受験・中高一貫校の内申対策、高校生ページに難関大受験対策・大学共通テスト対策・英語資格検定対策・苦手克服・評定UPがある。
対応している目的|編集部メモ
コースはベーシック(補習)/中学受験/高校受験/大学受験/中高一貫校/内部進学/塾対応/医学部/英語特化(英検・TOEIC・TOEFL)/カスタマイズ。
対応している目的|編集部メモ
中学受験・高校受験・大学受験、定期テスト、推薦・総合型選抜、内部進学、検定、基礎・苦手対策、学習習慣を挙げている。
ステラオンライン家庭教師自社サービス
対象学年|編集部メモ
公式サイトの表記は「中学生・高校生が対象です(中高一貫校・高専志望の方もご相談ください)」だが、既卒生への対応は継続していることを事業者に直接確認した(2026-08-27)。
対象学年|編集部メモ
受講コース一覧に「難関大コース(中/高1,2生)」があり、その説明は「筑波大学をはじめとする難関大学への合格を目指す中高一貫生用の先取り授業型コースです」「中高一貫校の中学3年生、高校1年生中心」。
事業者が挙げている特長
難関大コースは「筑波大学をはじめとする難関大学への合格を目指す中高一貫生用の先取り授業型コースです」と説明されている。
対象学年|編集部メモ
オンライン家庭教師のページに「中学受験コース」「高校受験コース」「中高一貫校コース」「大学受験コース」「浪人生コース」「不登校支援コース」が並んでいる。
対応している目的|編集部メモ
コース名(中学受験・高校受験・中高一貫校・大学受験・浪人生・不登校支援)と、「都道府県問わず公立・国立・私立高校受験に向けて、入試対策は勿論、学校の定期テスト対策や小テスト対策、学校の課題フォローなど全面的にサポートいたします」という記述による。
対応している目的|編集部メモ
コースの区分は「公立中高一貫校受験」「私立中受験」「高校受験」「中高一貫校生フォロー」「大学受験」。
並んでいる言葉に、「内部進学」が混ざっているのに気づきましたか?
これ、中高一貫校の家庭にしか関係のない言葉です。高校受験をしない代わりに、校内の成績で進路が決まる。だから定期テストの重みが、公立中学とはまるで違いますよね。
目的の欄に「内部進学」と書いてある社は、その事情を知っている社だ、 と読むことはできそうです。
書いていない社は、断る社ではありません
残りの53社について、はっきり書いておきます。
「中高一貫校の生徒を断る社」ではありません。当サイトが読んだ欄に、その記載が無かったという意味だけです。
読んだのは、この5か所です。
- ・対象学年の編集部メモ
- ・対応している目的の編集部メモ
- ・1回あたりの単価と、その編集部メモ
- ・料金表のコース名と学年の区分
- ・事業者が挙げている特長
ここで数えたのは、公式サイトにそう書いてあるかどうかだけです。
ただ、書いていない社では、料金がどちらの扱いになるかも書いていないということです。そこは聞かないと分かりません。
体験の日に、これを1つ聞いてみてください
というわけで、聞き方です。
体験や面談のときに聞くことを1つ決めるとしたら、これです。
「中高一貫校の中2ですが、料金はどの区分になりますか?」
「中高一貫校でも大丈夫ですか」だと、大丈夫です、で終わります。区分を聞くと、金額といっしょに「学校の進度に合わせます」まで返ってきます。
もう1つ足すなら、「うちの学校の教科書、分かりますか」。
中高一貫校は学校独自の教材や、先取りの進度で進んでいることがありますよね。公立中学の進度で組まれた指導だと、そこで噛み合わなくなります。料金の区分を聞けば、進度をどう扱うかも一緒に見えてきますから。