選び方ガイド
「プロの先生でお願いします」と言うと、いくらになるのか
大学生のお兄さんお姉さんか、それともベテランのプロか。ここ、値段がぜんぜん違うんだろうな……とは思いますよね。では、いくら違うのか。
掲載社のうち、学生の先生とプロの先生の両方がいると書いているのは17社。 その17社の料金を1社ずつ開いてみたら、差が料金の書き方に出ている社が7社、出ていない社が10社で、きれいに半分に割れました。あれ? 半分は書いていないの?——そう、そこがこの記事のいちばんの中身です。
この記事で分かること(掲載63社を数えた結果)
- 講師の種類を公開しているのは52社。学生の先生がいる社が43社、プロの先生がいる社が24社、両方が17社
- 同じ社の中で、同じ学年・同じ授業時間・同じ回数でそろえて比べると、プロにしたときの月額は1.40倍から3.25倍
- 両方いる17社のうち10社は、プロを頼んだときの料金が公式サイトの料金の記載からは読み取れない
まず、先生の種類を書いている社が52社
どんな先生が教えるのかを公式サイトに書いているのは、掲載63社のうち52社でした。内訳はこうです。
- 学生の先生がいる43社
- プロの先生がいる24社
- 両方いる17社
この「両方いる17社」が、この記事の主役です。 だって、片方しかいない社なら選びようがありませんから。選べる社でこそ、「じゃあ、いくら違うの?」が効いてくるんですよね。
条件をそろえて数えたら、1.40倍から3.25倍だった
倍率を出すときに、いちばん気をつけたのがここです。学年も、1回の授業時間も、月の回数もそろえないと、比べたことになりません。たとえば「学生の小学生45分」と「プロの高校生90分」を割っても、それは何の数字でもないですよね。
なので、同じ社の中で、学年・1回の分数・月の回数がぴったり同じプランどうしだけを 組にしました。そうやって比べられたのが、次の3社です。
小学生・1回40分・月4回でそろえた場合
基準にしたのは「学生講師(大学指名)」、プロ側は「プロ講師B」〜「プロ講師SS」。
中学生・1回40分・月4回でそろえた場合
基準にしたのは「学生講師(大学指名)」、プロ側は「プロ講師B」〜「プロ講師SS」。
高校生・1回40分・月4回でそろえた場合
基準にしたのは「学生講師(大学指名)」、プロ側は「プロ講師B」〜「プロ講師SS」。
小学生・1回60分/90分・月4回でそろえた場合
基準にしたのは「公立小学校の補習・学生家庭教師(60分×月4回)」、プロ側は「小学生の学習障害・プロ家庭教師(60分×月4回)」。金額は60分のもの。ほかの授業時間(90分)でも倍率は同じでした。
中学生・1回60分/90分・月4回でそろえた場合
基準にしたのは「公立中学1・2・3年生・学生家庭教師(60分×月4回)」、プロ側は「私立・国立の小中学生・プロ家庭教師(60分×月4回)」。金額は60分のもの。ほかの授業時間(90分)でも倍率は同じでした。
小学生・1回45分/60分/90分・月4回でそろえた場合
基準にしたのは「小学生(45分)」、プロ側は「プロ【スタンダード】(45分)」〜「プロ【アドバンス】(45分)」。金額は45分のもの。ほかの授業時間(60分・90分)でも倍率は同じでした。
中学生・1回45分/60分/90分・月4回でそろえた場合
基準にしたのは「中学生(45分)」、プロ側は「プロ【スタンダード】(45分)」〜「プロ【アドバンス】(45分)」。金額は45分のもの。ほかの授業時間(60分・90分)でも倍率は同じでした。
高校生・1回45分/60分/90分・月4回でそろえた場合
基準にしたのは「高校生・一貫校・英検A・高卒認定(45分)」、プロ側は「プロ【スタンダード】(45分)」〜「プロ【アドバンス】(45分)」。金額は45分のもの。ほかの授業時間(60分・90分)でも倍率は同じでした。
並べていて「おっ」と思ったのがここです。同じ社の中で1回の授業時間を長いほうに変えても、プロにしたときの倍率はまったく動きませんでした。授業時間の違いを比べられた2社とも、そうでした。 つまりプロにする上乗せは、授業時間にきれいに比例しているということ。「短い授業なら、プロでも割安にできるかな」は、この2社では成り立たないわけですね。逆に言えば、倍率さえ分かれば、どの時間で申し込んでも見積もりが立つということでもあります。
この表の読み方で、2つだけ注意があります
- 1.「プロと書かれていないほう」は、学生の先生のプランとは限りません。プラン名に「学生講師」と入っている社もあれば、学年やコースの名前しか入っていない社もあります。 ここで比べているのは、あくまで「プロと書いてあるプラン」と「そう書いていないプラン」です。
- 2. 同じ生徒が選べる2つ、とは限りません。たとえばプロのコースだけ対象が「私立・国立の小中学生」「学習障害のある小学生」と 決まっている社があります。値段の差が、そのまま「先生を上げると上がる額」だとは読めないということです。 気になった社は、そのままページを開いてコースの中身を見てください。
月額ではなく「1時間あたり」で段を見せている社もある
差が料金に出ている7社のうち、残る4社は、月額の表ではなく単価(1時間あたり・30分あたり)で講師の段を示しています。こちらは倍率を計算していません。「4,400円〜」の「〜」の先が公表されていないので、 割ってしまうと、無い精度が付いてしまうんですよね。 なので、書いてあるとおりに並べます。
30分990円(学生・社会人講師)/30分1,375円(プロ講師)(税込)
1時間あたり(税込): ベーシック3,960円/高校受験・大学受験4,510〜5,060円(スタンダード教師)。教師ランクにより プレミアム6,270円/プロ6,600〜8,800円/トッププロ11,000円
1時間あたり レギュラーコース4,290円〜/セレクトコース6,490円〜/プロコース8,800円〜(税込)
1時間あたり(税込)。学生講師コース4,400円〜/社会人プロ講師コース6,600円〜。
並べてみると、段の数が社によって違うのが分かります。 2段の社もあれば、4段に分けている社もある。「プロ」という言葉が指しているものが、社によって違うということでもあります。
そして、10社は料金表からは分からない
ここがいちばんお伝えしたいところです。プロの先生もいると書いているのに、料金の記載には講師の段が出てこない社が10社ありました。学年別の表が1つあるだけ、という形です。
- 1対1ネッツ
- ウィズスタディ
- オンライン家庭教師WAM
- オンライン家庭教師アプリ Teach
- オンライン家庭教師ネッティー
- オンライン学習塾 きみのまなびおてつだい
- トライのオンライン個別指導塾
- ネット塾わかるらいぶ
- 家庭教師 学参
- 家庭教師Camp
これは「プロにしても値段が変わらない」という意味ではありません。変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。公式サイトに出ている料金の記載からは、読み取れないという、それだけのことです。
で、これが実際どう効くかというと——この10社でプロを希望するなら、月謝は問い合わせるまで分かりません。サイトに出ている金額を見て予算を立てても、その金額は段のどこを指しているのか書かれていないんです。 だから「この表の金額は、プロの先生でもこの額ですか」と、 ひとこと聞くところから始めるのがいいと思います。
なお、どんな先生が教えるのかを、編集部がまだ確かめられていない社が4社あります。事業者が公開していないという意味ではありません。こちらがまだ見に行けていない、という意味です。 気になる社が入っていたら、無料体験の申し込みのときが聞きどきです。