選び方ガイド
申し込む前に、あと2枚だけ開くページがある
料金ページは、みんな見ますよね。じっくり見ます。 ところがあとで「そんな話だったの?」となりやすい費用ほど、料金ページに載っていないんです。
掲載している63社について、契約とお金にかかわる11項目を1社ずつ当たりました。 全部で693マスです。 そうしたら、書いていない場所には型があることが分かってきました。 逆に言うと、開くページの順番を変えるだけで、けっこう出てくるということでもあります。
この記事で分かること(掲載63社 × 11項目を数えた結果)
- 教材費の欄に金額が数値で入っているのは15社で、そのすべてが「0円」。「教材費は毎月◯円」という形で出している社は無かった
- 支払方法や税表示を「特定商取引法に基づく表記」に書いている社が16社、「よくある質問」に書いている社が29社あった
- 調べたうえで「公式サイトに書かれていない」と確認できたのは130件。いちばん多いのは「管理費」の23社
- 各社ページの「未確認」は、事業者が隠しているのではなく編集部がまだ確かめていないという意味。そのまま体験のときに聞くことリストになる
この記事の目次
「教材費 別途」の4文字が、いちばん読めない
まず入会金。これは、けっこう書いてあります。 金額を数字で出している社が26社、 「0円」と言い切っている社が15社ありました。 入り口の費用は、わりと正面から出てくるんですね。
ところが教材費だけ、様子が違いました。金額が数値で入っているのは15社で、その15社はすべて「0円」です。 つまり「教材費は毎月◯円」という形で出している社が、1社もありませんでした。
じゃあ残りはどうなっているのか。33社は文章です。「実費」「別途かかる」「高額教材の販売は行っていません」「手持ちの教科書で指導できます」—— こんな調子で、金額の欄に文章が入っているんですね。
その33社のうち、文章の中に金額まで書いてあるのは6社。 しかも単位がばらばらで、「1冊いくら」「1教科いくら」「年間いくら」と並びます。 あれ?と思いますよね。これ、そもそも月額に足せない費用なんです。だから金額の欄に入らない。
ここで一度止まる
「教材費は別途」「実費」とだけ書いてあったら、いくらになるかは、聞かないと分かりません。体験や面談のときに、「うちの子の場合、何を、いくらぶん買うことになりますか」と学年と科目まで具体的に聞いてみてください。 ちなみに「高額な教材の販売は行っていません」と自分から書いている社もあります。そう書いてあるなら、そこは確認が1つ減りますね。
書いていないんじゃなくて、3枚目のページに書いてある
63社を調べていて、いちばん時間を食ったのが「支払方法」と「振替」でした。料金ページに、無いんです。 最初は「公開していないんだな」と思っていました。これが間違いでした。
どこにあったか。 この11項目のうちどれかを「よくある質問」に置いている社が29社、「特定商取引法に基づく表記」に置いている社が16社ありました。
項目ごとに見ると、置き場所の癖がはっきり出ます。振替は「よくある質問」に書いている社が23社で、特定商取引法のページは1社だけ。 いっぽう支払方法はよくある質問11社・特定商取引法13社と、 きれいに割れました。だから3枚とも開くことになるんですね。
後者、フッターのいちばん下に小さい字で並んでいる、あれです。 ふだん誰も押さないやつ。でもあそこには売り文句が1行も無くて、 事業者名・支払いの時期と方法・申込みの取消しについてが、法律で決まった形で並んでいます。読みやすいんですよ、実は。
そして、そこにたどり着いたあとの話です。支払方法の欄に何が書いてあるかを、掲載社ぶん読み比べてみました。受けたあとに払う社と、受ける前に払う社が、どちらもありました。
開く順番はこれで
- 1枚目:料金のページ(月額・入会金はたいていここ)
- 2枚目:よくある質問(支払方法・振替・機材のことはここに落ちていることが多い)
- 3枚目:特定商取引法に基づく表記(支払いの時期と方法、取消しの条件)
当サイトの各社ページは、項目ごとに出典のリンクと確認日を付けています。 その社がどのページに書いていたかは、リンクを開けばそのまま分かります。
3枚とも開いて、それでも書いていなかったもの
さて、ここからが本題です。693マスを当たって、「見に行ったけれど、書かれていなかった」が130件ありました。多い順に並べます。
- 管理費23社
- 講師を選べるか22社
- 振替16社
- 同じ講師が続くか15社
- 教材費13社
- 支払方法13社
- 入会金12社
- 税込か税別か9社
- 授業時間外の質問対応6社
- 無料体験1社
ここに出しているのは編集部がその社のページを実際に開いて、記載を見つけられなかったものだけです。 まだ確かめていない項目は入っていません(次の節)。
いちばん多かったのが「管理費」の23社というのは、正直ちょっと意外でした。できるとも、できないとも書いていないんです。
ただ、ここは誤解しないでください。書いていないこと自体は、悪いことではありません。面談で相談しながら決める運用なのかもしれないし、 生徒によって変わるから一律には書けない、ということもあります。 さっきの教材費と同じで、書けない形の情報というのは確かにあるんですね。
止まったほうがいいのは、そこではありません。書いていないことを聞いてみて、はっきりした答えが返ってこないときのほうです。
当サイトの「未確認」は、そのまま質問リストになる
正直に書きます。さきほどの693マスのうち、104マスは「未確認」のままです。埋まっているのは459マス。
この「未確認」、事業者が隠しているという意味ではありません。編集部がまだ確かめていない、という意味です。この2つを1つの数字にまとめてしまうと、うちの調査不足を、相手の不親切として書くことになるんですよね。 それは違うので、分けたまま出しています。
で、ここからが使いどころ。 各社のページで「未確認」と出ている欄は、まだ誰も答えを持っていない欄です。 つまり体験や面談のときに聞くと、いちばん情報量が増えるところでもあります。 気になった2〜3社のページを開いて、未確認の欄をメモして持っていってください。 そのまま質問リストになります。
もちろん編集部も埋め続けています。 埋まったぶんは、変更前と変更後の値つきで更新履歴に出ます。
申し込む手を一度止める、3つの合図
- 1. 金額の書いていない費目がある。「別途」「実費」「必要に応じて」。ここは聞けば出てきます。
- 2. 3枚開いても出てこない。料金・よくある質問・特定商取引法に基づく表記。ここまで見て無ければ、サイトには無いと思ってよさそうです。
- 3. 聞いても、はっきりした答えが返ってこない。止まる理由になるのは、書いていないことではなく、こちらです。