選び方ガイド
海外に引っ越しても、同じ先生に教われますか
転勤が決まった。来年から海外の学校に通う。でも日本の勉強は続けさせたい。
こういうとき、オンラインなら場所は関係ないはずですよね。 画面の向こうに先生がいるだけですから。
ところが、関係あるところが3つ見つかりました。払い方と、料金と、受けられる時間です。
この記事で分かること(掲載63社を数えた結果)
- 海外から受けることに触れているのは13社。専用のコースやページを持っている社もあります
- そのうち、支払いや料金がどう変わるかまで書いているのは2社だけでした
- 受けられる時間について触れているのも3社。時差で時間帯が限られると明記している社があります
- 残り50社は、走査した欄に記載がありませんでした。受けられないという意味ではありません
- つまり「海外からでもどうぞ」の先は、ほとんどの社で書かれていません。問い合わせが要ります
この記事の目次
「海外からでもどうぞ」と書いている社
まず、海外から受けることに触れている社が13社ありました。
触れ方はいろいろです。専用のコース名を料金表に並べている社もあれば、対象学年の説明に一行だけ添えている社もあります。サイトの名前そのものに入れている社まであります。
対応している目的|編集部メモ
コースとして「中学受験コース」「高校生コース」「不登校専門コース」「海外子女向けコース」が挙げられている。
対応している目的|編集部メモ
コース一覧に、中学受験・高校受験・大学受験・通常学習・定期テスト対策・海外子女・不登校サポート・英検・漢検・数検・推薦・総合型選抜対策・小論文対策・資格取得(TOEIC・TOEFL・高卒認定)が並ぶ。
事業者が挙げている特長
不登校・海外在住にも専用コース。「100人の生徒がいれば、100通りの個性が有ります」として、不登校サポートコースや海外子女向けコースを用意している。
対象学年|編集部メモ
海外在住の日本人も対象と案内している。
事業者が挙げている特長
全国・海外からの受講。「日本全国たくさんの生徒がオンラインコースをご受講いただいています。帰国子女入試を控えている海外の生徒も多々在籍中。」(トップページ)
対応している目的|編集部メモ
「目的別で選ぶ」の選択肢は「中学受験」「高校受験」「大学受験」「オンライン指導」「医学部受験」「帰国子女」「インターナショナルスクール」。
事業者が挙げている特長
オンラインは全国・海外から利用できるとしている。オンライン指導ページに「海外在住で日本の学校を受験される方でも。地方在住で都市の学校を受験される方でも、オンラインなら問題なく授業をしていただけます」と記載。
対応している目的|編集部メモ
公式の列挙は「中学受験対策、高校受験対策、大学受験対策、定期テスト対策、苦手克服、不登校サポート、発達障がいサポート、内申点対策、内部進学対策、帰国子女対応」。
料金表のコース名
中学受験A・英検B・帰国子女(45分)
対応している目的|編集部メモ
小学受験(願書添削・親子面接対策)、中学受験(難関中入試・私立小準拠・帰国子女受験・塾別フォロー)、定期テスト対策、難関校別入試傾向対策、医学部受験・東大・京大対策、不登校コース、高卒認定コースがある。
対応している目的|編集部メモ
以前の根拠は帰国子女向けサイト(kikokushijo.jp)の1文だったが、そのサイトは本体サイトへ転送されるようになり、転送先に同じ記載は無い。
対象学年|編集部メモ
以前は帰国子女向けサイト(kikokushijo.jp)の「帰国子女のための中学受験対策・高校受験対策・大学受験対策。」を根拠に3学年としていたが、そのサイトは本体サイトへ転送されるようになり、転送先に同じ記載は無い。
指導の形|編集部メモ
帰国子女/海外子女向けサイトでは「日本トップの講師の授業を1対1で」と掲げていた。
必要な機材|編集部メモ
以前は帰国子女向けサイト(kikokushijo.jp)の「PC・Ipadのデバイスがあれば世界中どこでも日本最高の講師を独り占めできます。」を載せていたが、そのサイトは本体サイトへ転送されるようになり、転送先に同じ記載は無い。
事業者が挙げている特長
本体サイトは英語の案内を2ページに分けており、「英語(一般的な小学生向け)」と「英語(帰国子女・インターナショナルスクール向け)」がある。分けている理由として「言語の土台(ベース)」の違いを挙げ、「帰国子女・海外育ちで英語ベースか、日本育ちで日本語ベースか」で指導のしかたが変わるとしている。帰国子女や海外育ちの小学生については「「英語ベース」で言語を習得しているため土台がある。大量の英語を浴びることでどんどん伸びる。」としてネイティブ講師が有効に効くケースだとし、日本育ちの小学生については「英語を大量に吹き込んでも、頭の中で理解ができない。」として「ネイティブ講師だけで不十分なケース。」だとしている。
ここまでは、ありがたい話ですよね。ただ、読んでいてひとつ気になったことがあります。
どれも「受けられます」で止まっているんです。日本にいるときと同じ条件で受けられるのかまでは、書いていません。
先に変わるのは、お金の受け渡しのほうでした
そこで、料金と支払いの欄まで見に行きました。そこに海外のことが書いてあったのは2社です。
支払い方法
海外在住の場合はPayPal決済(手数料4.1%+40円)も使える。
単価|編集部メモ
表の注記は「※料金はすべて税込み価格になります。」「※教材費は含まれておりません。」「※海外在住の方は国ごとに費用が異なります。」。
種類が2つあるのが分かります。払い方が変わるので手数料が乗るという話と、 そもそも国によって料金が違うという話です。
どちらも、日本の料金表を見ているだけでは分かりません。月額の欄は、日本から受けたときの額ですから。
次に変わるのは、受けられる時間です
もうひとつが時間です。ここに触れているのも3社でした。
受けられる時間帯
世界中のどこからでも24時間365日受講できると案内している。
受けられる時間帯|編集部メモ
海外からの受講について「お住まいの国や地域によっては、時差により時間帯が限られる場合があります」とだけ触れている。
受けられる時間帯
早朝・深夜の指導にも対応し、海外からは現地時間に合わせて受けられると案内されている
時差があること自体は、言われなくても分かりますよね。
でも「あなたの国だと受けられる時間帯が限られます」と先に書いてあるかどうかは、 まったく別の話です。申し込んだあとに知るのと、選ぶ前に知るのとでは、選択肢の数が違いますから。
書いていない社は、受けられない社ではありません
残りの50社について、はっきり書いておきます。
「海外から受けられない社」ではありません。当サイトが読んだ欄に、その記載が無かったという意味だけです。
読んだのは、この7か所です。
- ・対応している目的・対象学年・指導の形の編集部メモ
- ・料金表のコース名と、料金まわりの編集部メモ
- ・支払い方法
- ・受けられる時間帯
- ・必要な機材
- ・体験の内容
- ・事業者が挙げている特長
オンラインの授業は、そもそもどこから接続しても仕組みは同じです。 だから書いていない社でも、まず聞いてみる価値はありますよね。問題は、料金と時間がどうなるかのほうです。
問い合わせに、この3つを書いておくと早いです
海外からだと、電話で気軽に、というわけにいきません。だから最初の1通に全部書いておくほうが早いです。
問い合わせフォームに、この3つを入れてください。
- 1. 住んでいる国と、日本との時差
- 2. 受けられる曜日と時間帯(現地の時間で)
- 3. 日本の銀行口座やクレジットカードが使えるかどうか
3つめが意外と効きます。口座振替しか用意していない社だと、そこで止まることがありますから。
返信の速さと丁寧さも、そのまま見ておくといいかもしれません。海外から受けるなら、これから何度もこのやりとりをするわけですから。