選び方ガイド
その月額は、たいてい「月4回」の値段です
比較の表に月額がずらっと並んでいると、つい「毎月これだけ払えばいいのね」と読みますよね。 でもその金額、何回ぶんなのかって書いてありましたっけ。
掲載社の料金プランのうち、月の回数まで書いてあるものを数えたら192件ありました。 そのうち148件が「月4回」。 割合にして77.1%です。つまり表に並んでいる月額は、その多くが「週1回だったら」の値段なんですね。
この記事で分かること(掲載63社を数えた結果)
- 月の回数が書かれた料金プラン192件のうち、148件(77.1%)が「月4回」
- ただし9社は、月4回を「決まり」ではなく「料金表の基準」だと自分で書いている
- 月の回数そのものを決めていない社が14社。受けた分だけ払う形や、都度予約の形がある
回数の内訳は、思ったより偏っている
料金プランを公開している34社のうち、 プランに月の回数まで入れているのが24社。 その24社ぶん、192件のプランを回数で分けるとこうなります。
- 月4回148件
- 月8回21件
- 月2回5件
- 月12回5件
- 月20回4件
- 月3回2件
- 月10回2件
- 月15回2件
- 月30回2件
- 月16回1件
2番目に多い「月8回」でも21件ですから、差はかなりのものです。 比較表を横に眺めるとき、ほとんどの行が同じ回数の値段だと思って大丈夫—— ここまでは、そう読んでよさそうに見えます。
ところが「月4回」は、決まりではなかった
各社の説明を読んでいて、あれ?と思ったのがここです。9社が、月4回を「基準」だと書いているんです。 決まった回数ではなく、料金表を作るための単位として。
料金表の基準は「週1回×4週」。
月の最低受講回数なし。料金表は「週1回1時間・月4週の場合」で計算されている。
公開されている料金は「週1回コース(月4回)」が基準。週1回・1科目から受講できる。
料金表の基準は「週1回50分×月4回」。1日2コマ以上の受講も可能。
料金例は月4回。授業回数・科目・時間の変更はいつでもできると記載されている。
料金表は月4回が基準。「※月の回数はご希望通り設定できます。」と記載。
各コースとも月4回が基準(グループオンラインは学年別に全教科を月1回ずつ)。
月4回(授業料は月4回で設定されている。基本は週1回・1科目で、複数科目を希望する場合は週2回以上)
オンラインの料金表は月4回が基準。
「基準」「料金表は◯◯で計算されている」「料金例は」。どれも、そこから動かせることを前提にした言い方ですよね。 つまり表の月額は「この回数ならこの額」という例であって、あなたが払う額とは限らないということです。
同じ社が、両方を書いている
いちばんはっきり分かるのが、オンライン家庭教師 e-Liveと家庭教師&個別指導の合格王です。すぐ上に出ている2社ですね。 よく読むと、「月4回が基準」と「回数は自由」を、1つの説明の中で並べて書いています。片方は料金表の話、もう片方は実際の受け方の話——そう分けて書いてあるんです。
矛盾しているわけではありません。「料金を示すには何か回数を決めないといけないから、いちばん多い週1回で書いた。 でも回数はあなたが決めていい」——そういうことですよね。親切な書き方だと思います。ただ、比較サイトの表に転記されると、この但し書きだけが落ちる。そこが厄介なんです。
そもそも回数を決めていない社が14社
もう一歩進んで、月の回数という考え方そのものを持っていない社もあります。 受けた分だけ払う、都度予約する、といった形です。
月あたりの決まった回数は無い(単発・都度払い。継続コースもある)
月あたりの決まった回数は無く、曜日・時間は面談で先生と決める
月の最低受講回数なし。料金表は「週1回1時間・月4週の場合」で計算されている。
日程や回数は担当講師と直接やり取りして決める。固定の回数設定は公開されていない。
都度予約のため月あたりの回数は決まっていない(月謝・契約期間なし)
月々の回数は自由に設定できる。
受けたコマ数ぶんの料金がかかる方式で、月あたりの固定回数は決まっていない。
都度予約制のため、回数は固定されていない。
料金表は月4回が基準。「※月の回数はご希望通り設定できます。」と記載。
都度リクエストのため月あたりの回数は決まっていない(月額制ではない)
回数は自由に選べる(例: 週2回60分、週2回30分など)。固定の回数設定は公開されていない。
回数は決まっておらず、1回30分から、週2回・3回に分ける受け方が案内されている
回数制。月謝制ではなく、受けた回数分だけ費用がかかる。
固定の回数は決まっておらず、受けた分だけの後払い。
この14社は、「回数を決めていない」と事業者自身が書いている社だけを数えています。「回数が公開されていない社」は入れていません。書いていないことと、決めていないことは、別のことなので。
この形の社では、月額の比較そのものが成り立ちません。使った分だけの請求になるので、「月にいくらか」は自分が何回受けるかを決めて初めて出ます。逆に言えば、忙しい月は減らせるということでもあります。 部活や習い事で月ごとに事情が変わる家なら、ここは大きな違いですよね。
で、結局どう見ればいいのか
月額を見るときに、金額の隣に「何回ぶんか」を書き足してみてください。それだけで、比べられるものと比べられないものが分かれます。 当サイトの各社ページでは、プランの金額の横に「◯分×月◯回」を出しています。そこが空欄なら、回数が決まっていないか、まだ確かめられていないかのどちらかです。
そして回数を増やすと額がどうなるかは、社によって違います。単純に倍になる社もあれば、回数ごとに別のプランを立てている社もある。ここは表からは読めないので、体験のときに聞くのが確実です。
月に何回受けるのかを、編集部がまだ確かめられていない社が8社あります。事業者が公開していないという意味ではありません。こちらがまだ見に行けていない、という意味です。